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2023年5月30日 自己吟味のキャベツ

作物を生育させる上で重要な工程に、除草・中耕・土寄せ・追肥というワンセットがあります。

この工程を必要とする代表はキャベツ。

キャベツは成長過程で根元がひょろっと伸び、上の葉が大きく重くなるので、放っておくと……

べタンと倒れます。

この頃になると、まだ小さいとはいえ雑草達がちらほらと目立ち始めています。

この状態を放っておくと、良いものが育たないばかりか、病気になったり、生育が遅れ、やがては雑草に飲み込まれていきます。

また、土を見ると天日と雨で締まってヒビが入ってきています。この土のままでは栄養不足と水不足を引き起こします。(不思議に思いません?)


キャベツの周囲の土ごと深さ4〜5センチでガガガっとかき混ぜます。これが中耕です。

すると小さな雑草は根こそぎ抜けますし、まだ芽を出していないものもチャチャッと集めてポイ。これが除草。


雑草のなくなった土をキャベツの根元に集めて、優しくきゅっと。これが土寄せ。

頭でっかちになって倒れかけていたキャベツちゃん。

ピシッと立ち上がりました。

さぁ、この工程の何が栄養と水に関係するのか。

最初の中耕がカギなのです。

土の中の有機質が分解されるには酸素を必要としますから

フワッと空気を含んだ土にしないと土は栄養不足になるわけです。

植物の根も、通気性が良くなることで活性化されて栄養を取り入れやすくなり大きく成長できます。


また、土の中の小さな粒子達でできる隙間に毛管現象が生まれます。地中に溜め込まれた水は毛細現象によって上へ上へと引き上げられて蒸発していってしまいますから、水の通り道を壊して、保水性を上げるというわけです。

謎が解けましたね。

これらの作業を、一株一株と地道にしている間、思うのです。

イエスが人の心を土に例えたのは、すごいなぁと。

ある程度成長しても、土台の心を養い、整え、強化していかないと人も倒れてしまいます。

そして、心に芽生えた悪い性質や考え方を早い段階で引き抜いておかないと、すぐに覆われてしまう。

土の中で成長している雑草を見て、まだ芽を出してはいないけれど放っておいてはいけないネガティブな感情などもあるのかもしれないなと、ハッとします。

だからこそクリスチャンは常に、成長しているかなと心を探って自己吟味する必要があるんですよね。


キャベツで自己吟味から1か月。

大きく成長してきました。


販売開始を待って下っている声が毎日寄せられます。

7月開始を予定しておりますので、暫しお持ちくださいませ。










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